カテゴリ:中国( 75 )

張家界旅行(7)

張家界国家森林公園内の金鞭渓景区の散策を楽しんだ後、バスに乗り、
武陵源区の入り口へ戻った。
そこから、車で索渓峪自然保護区の宝峰湖へ向かった。

宝峰山にある宝峰湖は、全長2.5㎞、平均水深70m。
この湖、実は人工湖である。
宝峰山を自然に流れていた川は、山肌に出来た裂け目を通って山の下
に流れ落ちていたが、その裂け目を塞いで貯水池とした。
その水は、電力用・農業用に使われていたが、周辺の景色が風光明媚
なため、観光地化されたのだそうである。
空気が綺麗な山の中なので、湖の周囲には政府要人の別荘地が建てら
れているらしい。

宝峰山に到着し、入り口から登っていくと、滝が見えてくる。
この滝も、人工の滝である。

[宝峰山、入り口]
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山を登っていくと、眼下に湖が見えてきた。
遊覧船が幾艘も停まっている。

[宝峰湖]
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遊覧船に乗ることに。
台湾の団体ツアー客と一緒になった。
遊覧船の案内役は、土家族(トウチャ族)の女性。
冗談を交えながらの説明に、ツアー客は大喜びで受け答え。
船内は、とても盛り上がった。

[宝峰湖、遊覧船からの眺め]
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(湖岸で、土家族(トウチャ族)の女性が歌を披露。)
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(カエル山。上を向いたカエルの口が、満月をくわえることもあるそうだ。)
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(猪八戒岩。美女の沐浴をこっそり覗いている姿らしい。)
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(美女岩。美女に見えるかどうかは疑問!?)
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行きは土家族(トウチャ族)の女性が歌を披露してくれたが、帰りは男性
が歌を披露してくれた。
遊覧船の案内役の女性も、土家族(トウチャ族)の歌を歌ってくれたが、
皆、歌が上手い!

[土家族(トウチャ族)の歌](動画)


遊覧が終わり、宝峰山を下りる。
帰りは、貯水池にするために塞いだ裂け目のすぐ側を通って下山。
急な階段が続く。

[下山の階段]
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観光は全て終わり、市内へ戻る。
夕食は、ローカル・レストランにて。
地元の鍋料理と、土家族のベーコン(腊肉)料理を食べる。
美味しかった(^^)

[地元レストランにて]
(牛肉と細切り大根の鍋)
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(土家族のベーコン(腊肉)料理)
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夕食後は、張家界空港へ。
夜10時の飛行機で、北京空港へ。
北京空港には夜12時頃、到着した。
この時間、空港バスはもう無いので、予めチャーターしてあった車に乗り、
天津へ戻った。
天津には、2時頃到着。

それにしても、今回の旅行は寒かった…。
中国北方の冬は、かなり寒いので、暖房や防寒設備がそれなりにしっかり
している。
それに対して、長江以南の南方は、夏の暑さ対策のため、どこも夏向きの
設備となっている。
なので、南方の冬場は、空港もホテルもレストランもバスも車も、どこに
いても寒い!!
今回の旅行は、山での観光がメインなので、防寒対策はしっかりして
いったつもりだったが、私が思っていた以上に、南方の冬は寒かった…。
(今年は特に、例年以上に寒かったのだろうが…。)
私は旅の最後に、しっかり風邪をひいてしまった…(--;)
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by yuzitj | 2008-02-21 06:00 | 中国

張家界旅行(6)

昼食後は、張家界国家森林公園内にある金鞭渓景区へ。
金鞭渓沿いに、約6kmの遊歩道がある。

[金鞭渓景区、入り口]
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入り口を入ると、すぐに猿たちがお出迎え。
エサをねだる仕種が可愛らしいが、エサをやるのは禁止。

[猿たち]
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険しくそそり立つ奇岩・奇峰を両岸に見上げながら、金鞭渓沿いの
遊歩道を歩く。
凍った遊歩道は滑りやすく、ゆっくり歩くしかない。
見上げた風景に見とれていると、すぐ転びそうになるので、要注意。

[金鞭渓景区]
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6kmの遊歩道は、普段なら3時間ほどで歩いて向こう側まで行ける
らしいが、この日は雪道だったため、1時間ほど歩いて、元来た道を
引き返した。

(つづく)
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by yuzitj | 2008-02-20 06:00 | 中国

張家界旅行(5)

張家界は、湖南省の北西部、雲貴高原の武陵源区にある。
市の人口は160万人で、そのうち漢族以外の少数民族が120万人。
少数民族のうち、土家族(トウチャ族)が100万人で、その他苗族(ミャオ
族)が多いそうだ。
かつて、この辺りの少数民族の人々は文字を持たず、言葉だけで暮らし
てきたそうである。
(土家族(トウチャ族)と言えば、三峡下り旅行の神農渓観光は印象的
だった。)

張家界のある武陵源区には、張家界国家森林公園・天子山自然保護区・
索渓峪自然保護区の三大風景区があり、“武陵源自然風景名勝区”と
して、世界自然遺産に登録されている。
険しい山々が連なる武陵源区内にも、約4万人の土家族(トウチャ族)の
人々が暮らしているそうである。

2月9日は、朝から武陵源観光。
ホテルは、武陵源区の入り口に近いところにあり、車ですぐに到着。
入り口には、立派な楼閣が建っていた。

[武陵源区、入り口の楼閣]
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武陵源区へのチケットは、磁気カード。
このチケットは、二日間有効。
入り口のゲートでは、機械で指紋を採取。
カードの不正利用を防ぐためだそうである。

まずはバスに乗って、天子山自然保護区へ。
ロープウェーに乗って、標高1262.5mの天子山に登る。
ロープウェー内は、中国語の他、日本語・韓国語・英語での案内放送を
聞くことが出来た。

[ロープウェーからの眺め]
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約6分で山頂へ。
山頂から美しい風景が見えるという賀龍公園まで無料バスが出ている
はずだったが、寒さのためバスが動かず…。
歩いて行くことになった。

[動かないバス]
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バスなら5分のところを、凍った道をソロソロと歩いていったため、30分程
かかって、公園に到着。
周囲は、峻険な岩がそそり立つ不思議な風景が広がっていた。

例年なら、春節(旧正月)時期には、観光客でいっぱいだという名勝地も
雪のせいで、空いていた。
おかげで、ゆっくり景色を楽しむことが出来た。

[天子山からの眺め]
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公園の名となっている賀龍(1896-1969)は、中国共産党の人民解放軍
の元帥だった人物。
毛沢東と共に、革命運動に功績を残した人である。
賀龍は、張家界出身の土家族(トウチャ族)。
賀龍の功績を讃え、公園には彼のブロンズ像が建っていた。
中国で一番高いところにあるブロンズ像なのだそうである。

[賀龍のブロンズ像]
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その後も、天子山からの眺めを楽しむ。

[天子山からの眺め]
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[天子山からの眺め](動画)


雪道(しかも帰りは上り坂…)を歩いて、ロープウェー乗り場へ。
乗り場の手前で、バスが追い越していった。
もうちょっと待っていたら、バスに乗れたのに、残念!

ロープウェーを下りてから、バスに乗る。
行きに来たルートとは別のルートを辿る。
着いたところは、張家界国家森林公園内にある金鞭渓景区の入り口。

まずは昼食。
土家族(トウチャ族)料理のレストランが建ち並ぶ中、ガイドさんが選んだ
のは、朝鮮族のレストラン。

張家界は、韓国人に人気の観光地で、韓国から年間30万人の観光客が
訪れるのだそうだ。(ちなみに、日本人観光客は年間1万人。)
なので、張家界にある看板は必ずと言っていいほど韓国語も併記されて
いる。

そして、レストランも韓国人向けの朝鮮族レストランが多い。
ガイドさんに連れられて入った店は、メニューも全てハングルだった。
(しかも、価格はウォン表記。)
ハングルが読めないので、ガイドさんに注文をお願いする。

レストランの店長が吉林省出身だということで、吉林産の松茸の和え物を
出してくれた。
松茸の旨味と、シャキシャキした食感が美味!

[朝鮮族レストラン]
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(キムチ、トッポギ、チヂミ)
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(松茸の和え物)
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(つづく)
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by yuzitj | 2008-02-19 06:00 | 中国

張家界旅行(4)

虹橋を渡り、また鳳凰古城内を散策。
雪解けの水で濡れた石畳が美しい。

[鳳凰古城]
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天后宮に入り、中を見学。
今は観音様や財神が祀ってあるが、元々は個人の邸宅だったそうだ。

[天后宮]
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天后宮を出た後、散策を続ける。
この辺りの名物料理は、ベーコン(中国語で“腊肉”)。
燻した豚の頭は、春節(旧正月)の期間中、戸口に飾っておく習慣がある
そうだ。

[燻した豚の頭が飾られた戸口]
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それから、苗族の名物お菓子は、生姜飴(中国語で“姜糖”)。
鳳凰古城の中には、生姜飴の店が何軒もある。
帰りに買おうと思っていたら、ガイドさんが1袋買ってくれた。
昔ながらと思われる素朴な味が、かなり私好み。
ボリボリ食べながら、散策。

[生姜飴]
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そして、この辺りは、お酒屋さんも多い。
苗族(ミャオ族)とお酒は、切っても切れない関係。
(貴州省旅行では、苗族(ミャオ族)の村で、お酒責めにあったことを思い
出した…。)
それから、山の中の村なので、昔は山賊が多く、山賊が酒を好んだため、
酒造りも盛んになったとか…。
それにしても、お酒の種類が多い!

ちなみに、今でも山賊が作った村は、周囲の人々に恐れられている。
ガイドさんによると、その村の人々は荒っぽい性格で、道理が通らないの
だとか…。

[酒屋]
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鳳凰古城を後にして、また3時間かけて張家界に戻る。
この日は、昨晩とは違う山の中のホテルに泊まる。
夏向きのリゾート・ホテルらしき造り。
レストランに行くのに、外を通らなければならない。
冬場はちょっと面倒…(^^;)

この日の夕飯は、ホテルのレストランにて。
レストラン内は団体ツアー客もいてまだまだ食事中というのに、春節
(旧正月)なので、レストラン・スタッフが早めに帰りたいらしく、一度は
断られかけた…。
チャーターした車の運転手さんの友達が厨房スタッフにいたことで、
何とか話をつけてくれて食事することが出来た。
ひもじい思いをしなくて良かった。
中国のコネ社会も結構、悪くないかも…(^^;)

ホテルのレストランなので、あまり地元料理を期待していなかったが、
お薦め料理を注文していくと、結構、地元の土家族(トウチャ族)の料理
ばかりとなった。
やはり、ご当地料理は美味しい!

[レストランの料理]
(キノコと牛肉の鍋)
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(ピリ辛春雨の“土家合菜”)
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(卵と卵豆腐・挽肉の蒸し物と、黒糖蒸しパン)
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この日泊まったホテルは、昨年建てられたばかりで、とても綺麗なホテル
だった。
暖房もちゃんと効き、お湯もバッチリ!
ゆっくりと寝ることが出来た。

(つづく)
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by yuzitj | 2008-02-18 06:00 | 中国

張家界旅行(3)

鳳凰古城内をしばらく歩いていくと、河原に出た。
沱江沿いに、雰囲気の良い街並みが…。

小さな旅館やバー、お土産物屋が並ぶ河沿いは、夜はライトアップされ、
遅くまで灯りがともり、人々が集まって賑やかなのだそうだ。
この辺りに泊まって、夜も来たかった…。

[鳳凰古城、沱江沿いの街並み]
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更に沱江沿いを歩く。
沱江の両岸に建つ建物は、“吊脚楼”と呼ばれている。
何本もの木の柱で建物を支えている。

しばらく歩いて行くと、虹橋という大きな石橋があった。
虹橋は鳳凰古城のシンボル的存在で、600年以上前からあったそうだ。
橋の上は建物のようになっていて、“風雨楼”と呼ばれている。
侗族(トン族)の風雨橋に似た造りである。
“風雨楼”の中は、お土産物屋が並んでいた。

[虹橋]
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[虹橋の上と、虹橋の建物の中]
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[虹橋からの眺め]
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(つづく)
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by yuzitj | 2008-02-17 06:00 | 中国

張家界旅行(2)

鳳凰古城は、湖南省の湘西自治州にあり、張家界市内からは200km
ほど離れている。
この街の近くの山には鳳凰が住んでいるという伝説があり、人々がその
山を鳳凰山と呼んだことから、街にも鳳凰の名が付いたそうだ。

鳳凰古城は、春秋戦国時代から清代まで、軍事政治の中心として繁栄
した街で、明代に建設された“南の長城”と呼ばれる城壁に守られている。
“南の長城”は、銅仁交界の亭子関から吉首の喜鵲営の間の約380km
続いていて、中国歴史上、一大土木工事に数えられている。

“南の長城”で守られている鳳凰古城は、苗族(ミャオ族)が多く住む街で
ある。
城壁で遮られ、北方の漢民族と交流することはなく、貿易も禁止されて
いたそうだ。

鳳凰古城には、長城の城壁に沿って沱江という河が流れている。
城壁と河とに見守られながら、独自の文化を育んできた鳳凰古城。
ニュージーランドの作家ルイス・アイリは、この街を“中国で最も美しい
小城”と讃えたそうである。

私は鳳凰古城を静かな山あいの小さな村かと思っていたのだが、到着
してみると、街は結構大きくて、観光地化されていた。

[鳳凰古城、入り口]
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“南の長城”の城壁に登って、鳳凰古城を見渡してみた。

[“南の長城”と城壁からの眺め]
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城壁を下りてから、鳳凰古城内を散策。
街には、建て直された建物もあるが、300年以上もの歴史のある建物も
しっかり残っている。

[鳳凰古城]
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(鳳凰古城内にある小学校。日本の寄付によって建てられた。)
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[苗族(ミャオ族)のアクセサリー]
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(つづく)
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by yuzitj | 2008-02-16 06:00 | 中国

張家界旅行(1)

中国南方は今年50年ぶりという大雪で、各地で雪災害が起こっている。
春節(旧正月)には、都会で働いている者たちも、皆、故郷に帰るもの
なのだが、雪で道路も鉄道も動かず、人々は混乱。
その上、石炭の輸送手段がなくなって電力不足になり、例年になく寒い
のに、暖房もままならない状態が続いた。

今年の春節休みには、張家界への旅行を考えていたが、旅行社に相談
すると、「たぶん無理だろう」との回答…。
諦めていたところ、出発予定日に考えていた日(2月7日)の二日前(2月
5日)に、「張家界への旅行は大丈夫」との連絡があった。
家族・親戚が来ていて、ガイドで忙しかった中、慌てて申し込んだ。

そして、2月7日。
天津空港で家族・親戚を見送った後、旅行の準備をして、3時発、北京
空港行きのバスに乗る。
…はずだったが、いつもきっちり予定通りの空港バスが来ていない。
来ていないどころか、3時を過ぎてもやって来る気配がない…。
寒空の下、ガタガタ震えながら、並んで待っていると、やっと空港バスが
到着したが、私の目の前で定員いっぱいとなってしまった…(--;)

次のバスも何時来るか分からないので、近くにいたタクシーに「北京空港
まで行って欲しい」と交渉。
交渉がまとまり、タクシーに乗り込むと、エア・チャイナの客室乗務員らしき
女性が「相乗りさせて欲しい」と持ちかけてきた。
北京空港までの代金が安くなるので、すぐに了承。

北京空港まで、道路は空いていた。
なぜ空港バスが遅れたのか分からず…。
チェックインして、飛行機に乗り込む。
エア・チャイナのはずが、機体は山東航空のものだった。
機内は、割と席が空いていた。
乗り込んだ客のほとんどは、韓国人の団体ツアー客だった。
黄山もそうだったが、張家界も韓国人に人気らしい。

飛行機が飛び立つと、その日も各地で花火を上げていて、空から花火が
よく見えた。
夕飯は機内食で済ます。
一寝入りすると、張家界の空港に到着。
迎えのガイドさんと落ち合った。

[張家界空港]
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ガイドさんの話によると、張家界の冬の気温は例年、零下になることは
なく、雪が降っても積もることはないそうである。
ところが、今年は-5℃になる日もあり、30年ぶりに積雪。
そのまま雪が降り続ければ、今回の旅行は中止だったはず…。
でも、4日前に雪が降り止み、だんだんと気温が上がってきたので、旅行
が決行出来た訳である。

空港から、張家界の市内までは車で15分ほど。
すぐにホテルに着いた。
チェックインして部屋に入ると、寒い…。
暖房をつけても部屋は暖まらず、寒い…。
水道・シャワーはぬるま湯しか出ず、寒い…。
例の電力不足のせいだろうか?
その夜は、凍えながら寝た。

翌朝、朝食を食べにホテルのレストランへ。
ホテル内だと思って、上着を着ていかなかったのが間違いだった…。
他の宿泊客は、ダウン・ジャケットを着て食事をしている。
食べて身体を暖めようとしても、料理がすぐ冷める…。
急いで部屋に戻り、お湯を沸かし、お茶を飲んで身体を暖めた。

[ホテルのレストラン入り口](春節(旧正月)の飾り)
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2月8日は、朝から車をチャーターして鳳凰古城に向かう。
片道3時間ほど。
途中、休憩に寄ったところは、お茶屋さんだった。
目の前に茶畑。
その辺りは、古丈県という所で、お茶どころらしい。
お茶屋さんで、“古丈毛尖”という緑茶を購入した。

[茶畑とお茶屋さん]
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鳳凰古城までの道は、ほとんど山の中の道。
時々、少数民族の村々が現れる。
村々の市場を通る時は、春節(旧正月)用の買い物をしにくる村人たちで、
狭い道に人と車が行き交い、ワイワイガヤガヤ、とても賑やか!
道は渋滞してしまうが、見ていると、何だかこちらまで楽しくなってくる。
村の人たちは皆、籠を背負い、買い物籠代わりに使っている。
赤ちゃんも籠に入れて背負っている。
野菜と一緒に入っている場合も…(^^;)

楽しく車窓を眺めていたら、道路が突然、工事中の土道となった。
道は、だんだん泥道となり、イヤな予感…。
ついに、車が泥にハマってしまった。
私も夫もガイドも下りて車を押してみたが、全く動かず…。
山の中の道なので、通行人も少ない。
やっと通りがかった人に手伝ってもらったが、動かず…。

日本なら、JAFを呼んで、すぐ解決するところだが、ここは中国、しかも
山の中…。
通りがかった人に、村の人を呼んできてくれるように、お願いする。
少数民族の人たちは携帯を持っていない上に、村までも距離がある…。
しばらく待って、5人ほど手伝いに来てくれた。

男性陣で車を押して、やっと泥から脱出。
手伝いの人たちが来てから、私は足手まといにならないように、車から
離れていたのに、タイヤが巻き上げた泥が空から降ってきて、頭から
泥をかぶってしまった。
正月早々、何をしているんだか…(--;)

手伝いの人たちに御礼を言って、鳳凰古城に急ぐ。
私は車内で泥拭き…。

鳳凰古城の近くのレストランにて昼食。
湖南省は辛い料理が有名。
四川省や重慶などと同じく、麻婆豆腐などの辛い料理が出て来た。
辛い料理も美味しかったが、その中で、菜の花の炒め物はシンプルな
味付けで美味しかった。
料理も美味しかったが、木桶の蒸しご飯も美味。

[鳳凰古城の近くのレストランにて]
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食べ終わった頃、賑やかな音が近付いてきた。
外を見ると、ドラゴン・ダンスが見えた。
中国南方では春節(旧正月)になると、商店街をドラゴン・ダンスの一隊が
練り歩く。
各店は爆竹で迎え、龍は店の前や中を練り歩いて福を呼び込む。

[ドラゴン・ダンス]
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[ドラゴン・ダンス](動画)


昼食後は、やっと鳳凰古城へ。

(つづく)
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by yuzitj | 2008-02-15 06:00 | 中国

南京・上海・黄山旅行(16) 黄山<5>

黄山の散策は続く。
黄山の中で最も美しい風景と言われる始信峰へ。

[黄山の風景]
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[黄山の風景](動画)


[黄山の風景]
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歩き続けて行くと、昼食を食べる予定のホテルが見えてきた。

[黄山の風景]
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(龍爪松)
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(連理松)
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(黒虎松(樹齢700年))
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(雨傘松)
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(釣りをしている人のような岩)
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(夢筆生花)
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[黄山の風景](動画)


黄山の九大松のひとつ筆先のように岩の先に生えていた夢筆生花は、
1982年に樹齢600年余りで枯れてしまったそうだ。
今、生えているのは、2004年に移植された松なのだそうだ。
現在、夢筆生花は順調に蘇生している。

昼食は、北海賓館というホテルのレストランにて。

[北海賓館]
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昼食後は、獅子峰へ。
ご来光を眺める曙光亭・清涼台から、景色を眺める。

[黄山の風景]
(曙光亭)
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(十八羅漢朝南海)
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[黄山の風景](動画)


[黄山の風景]
(清涼台)
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(猪八戒岩)
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(飛来石)
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(猴子観海)
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猴子観海は、猿が雲海を見ているような岩のこと。
人間の娘に恋をした猿が、娘への思いを抱き続けながら、ついに岩に
なってしまった…という伝説があるそうだ。
断崖絶壁の岩の上に、ポツンと佇む猿。
せつない…。
まだまだ遊歩道は続いていたが、もうかなり疲れたので、ロープウェーで
戻ることにした。
行きは気が付かなかったが、帰りは谷の底の方に、滝が流れているのを
見つけた。

[ロープウェーからの眺め]
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ロープウェーを下りて、黄山観光は終了。
その後、車で合肥へ向かう。
合肥の空港から、飛行機に乗り、天津へと戻った。

この日は大晦日。
帰宅したのは、夜10時半過ぎ。
BSで桑田佳祐のライブを観ながら、11時に日本時間の年越しを祝い、
12時に中国時間の年越しを祝った。
旧暦で正月を迎える中国だが、大晦日の12時にも、街ではあちこちで
花火が上がっていた。

[年越し花火](動画)


これで、今回の旅行ブログはおしまい。
今年も良い年になりますように…。
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by yuzitj | 2008-01-19 06:00 | 中国

南京・上海・黄山旅行(15) 黄山<4>

宏村を見学した後、黄山風景区へ。

黄山風景区は安徽省の南部にあり、72の花崗岩質の奇峰がそびえる
山々。
風景区の総面積は154k㎡、最高峰の蓮花峰は高さ1860m。
1990年に世界文化・自然遺産として登録された。

黄山は、中国人の祖先と言われている黄帝が修業をし、仙人となった
とされる場所。
黄帝の名から、黄山と呼ばれるようになったそうである。

明代の地理学者・徐霞客は、何度も黄山を訪れ、“五岳帰来不看山、
黄山帰来不看岳(中国の五大名山から帰った者は、その素晴らしさに
他の山など見る気にならないが、黄山から帰った者は、その五大名山
さえ見る気にならない)”と、黄山の風景を絶賛している。
また李白や郭沫若などの詩人が黄山の詩を残し、数多くの画家が黄山
の山水画を残している。

まずは、雲谷ロープウェーで山の上にのぼった。

[雲谷ロープウェー]
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(最高峰の蓮花峰)
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ロープウェーから下り、遊歩道を歩く。

黄山の特徴は、奇松・怪石・雲海・温泉。
麓に温泉区があったが、冬季は入れない地区もあった。
宿泊したのは、屯渓の街中だったので、温泉は楽しめなかった。
それから雲海だが、この日は2週間続いた雨が上がり、すっきり晴れて
いたため、雲海は臨めず…。
その代わり、遠くまで景色が見渡せた。(その方が良かったかも。)
そして、松と石。
真っ直ぐにそびえ立つ岩の峰々に、黄山にしかない黄山松が生えている。
岩も松も、何とも不思議な形であった。

[黄山の風景]
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(竪琴松)
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(迎客松)
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上の写真の迎客松は、黄山で有名な樹齢800年の迎客松ではない。
有名な迎客松は、周恩来の時代、黄山で山火事が起きた際、周恩来が
1000人体制で守らせたという。
今でも、保護のため、監視員が見守っている。
そちらの方の迎客松は、別の峰にあり、雲谷ロープウェーではなく、玉屏
ロープウェーに乗って行かなければならない。
今回の旅行では、そこまで時間がなく、諦めた。
黄山風景区は広い…。

(つづく)
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by yuzitj | 2008-01-18 06:00 | 中国

南京・上海・黄山旅行(14) 黄山<3>

宏村には、“民家の故宮”と呼ばれる承志堂がある。
承志堂は、清末の塩商人・汪氏が、1855年に建てた豪邸。
(ちなみに、宏村の村人ほとんどが、汪という姓を持つらしい。)
安徽省南部の古民家の特色である、煉瓦と木を組み合わせた構造の
建物で、細かい木彫り細工には目をみはった。

各部屋には、時計・花瓶・鏡のセットが飾られていた。
これは、ちゃんと意味があるそうだ。
中国語で、時計の音は“鐘声”、花瓶は“瓶”、鏡は“鏡”。
これを繋げると“鐘声瓶鏡”となるが、この発音が“終生平静”という言葉
と同じなのである。
一生落ち着いて暮らせるようにという願いが込められているらしい。

[承志堂]
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承志堂を見学した後も、宏村の中を散策。

[宏村の中]
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村を一巡りして、南湖に戻る。
南湖のほとりには、南湖書院があった。
南湖書院は、1814年に村民の出資で建てられた私塾。
奥には、孔子の位牌が祀られた文昌閣があった。
書院の敷地総面積は6000㎡。
当時は、南湖のほとりに6ヶ所に私塾があったらしい。
小さい村ながら、村民がとても教育熱心だったことが分かる。

[南湖書院]
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南湖書院を見学した後、宏村を後にした。
観光客が大勢訪れていたが、観光客のいない街角は、とてものんびりと
した時間が流れている村だった。
世界遺産に登録されるまでは、本当に静かな村だったのだろう。

(つづく)
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by yuzitj | 2008-01-17 06:00 | 中国