剪紙の彫刻刀の刃先をダメにしてしまったので、先生に「瀋陽道の古物
市場に行って買ってきなさい。」と言われた。 天津の瀋陽道古物市場は、中国で一番古く大きい骨董品市場。 普段から開いている骨董品屋もあるが、市場が一番賑わうのは、毎週 木曜日。 木曜日は、天津のみならず、中国全土からの骨董品屋が集まってくる のである。 剪紙の先生によると、普段から開いている骨董品屋には彫刻刀は無く、 彫刻刀などを売っている刃物屋は、やはり木曜日にしか売りに来ない ようである。 そこで、木曜日の骨董市場に行ってみることにした。 10月25日、木曜日の朝、市場に行ってみると、人が多くて、賑やか! 市場のある通りは、各地から集った骨董品屋が道端に商品を並べる ので、通りはびっしり骨董品だらけ。 朝早くから掘り出し物目当ての客も集まり、木曜日の市場は活気に 溢れている。 売られているものは、種々様々。 骨董品と言っても、貴重そうな物は少なく、ガラクタのような物が多い。 現在、価値のある骨董品はこのような市場に出回ることは少ないそうだ。 なので、骨董品市場というより、ちょっと古い物のフリーマーケットという 感じ。 商品はどれもホコリを被って汚いが、よく観察すると、レトロなデザイン が可愛い雑貨もある。 アンティーク食器なども、骨董品として値打ちのありそうな物ではなく、 一昔前の一般の人が普段使いにしていたような小皿などが気になった。 茶器なども面白いデザインのものがあり、ついつい手に取って眺めて しまう。 [瀋陽道古物市場] (毛沢東語録) (陶製の飾り時計) (纏足靴) (茶器) (水煙草のパイプ) (毛沢東バッジ) (鳥かご時計) (七宝焼きの小物入れ) (胡桃。握って手の運動をする。年代物にはパワーがあるらしい。) (コオロギを入れておく瓢箪。凝った彫り物がしてある。) 骨董品を眺めていたら、結局、通りを抜けてしまった…。 彫刻刀は何処?
by yuzitj
| 2007-11-05 06:00
| 天津
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