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天津、水幕映画

天津では、10月1~3日の間の夜、国慶節連休の催し物として、天塔下
の湖にて、水幕映画が上映された。
四川旅行から帰ってきた翌日の10月3日、水幕映画を見に行ってみた。
(ちなみに、天塔とは天津のテレビ・タワーのことで、高さが415.2mあり、
天津のランドマークとなっている。)

[昼間の天塔]
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携帯に届いた案内メールでは、“免費”(無料のこと)と書かれていたの
だが、天塔への入り口では、1元の入場券が売られていた。
入場券を買って、天塔の下へ行ってみると、かなり人が集まっている。
夜8時までは噴水が上がっており、それを見ながら映画上映を待つ。

夜8時、噴水のスクリーンが出来て、映画上映開始。
この夜上映された映画は、トム・クルーズ主演の「トップ・ガン」。
1986年の作品。
懐かしい!
サントラも良く聴いたなぁ。

ちなみに、「トップ・ガン」の中国語タイトルは「壮志凌云」。
何だか雄壮である。
主演のトム・クルーズは、漢字で書くと“汤姆·克鲁斯”となる。
これは、何だか不思議な感じ。

スクリーンでは映画の上映が続くが、何かおかしい…。
音楽や中国語吹き替えの音声は聞こえるのだが、スクリーンの画像が
ぼやけて見えない…。
どうやら天塔の下に居ては、スクリーンの裏側になってしまうようである。

観客はスクリーンの見える場所まで、どんどん移動開始!
移動して行くと、スクリーンが良く見えるのは湖の対岸であった。
そこは、入場券が要らないところ。
1元の入場券は無駄になってしまった…。
たった1元でもお金を払った方が良く観えると思ったのに…(--;)
1元の入場券は何のためだったのだろう?
でも、良く見えると言っても、スクリーンが噴水の幕なので、映画館の
スクリーンのような訳ではない…。

写真・動画を撮ってみたが、暗かったので上手く撮れず…。
写真も動画も分かりづらいと思うが、少しだけ紹介。
(天塔全体を入れた写真では、小さくて分かりづらいが、天塔下の半円形
になっているのが噴水のスクリーン。)

[水幕映画の様子]
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[水幕映画の様子](動画1)


[水幕映画の様子](動画2)


真剣に映画に見入っている人は少なく、散歩の途中(中国は夜、散歩
する人が多い)、物珍しさに少しだけ寄って見て行く人が多い。
私もしばらく見ていたが、天津の夜はもう肌寒く、最後までは観ていられ
なかった。

水幕映画、もう少し映像が見やすいと良かったのだが…。
面白い試みだったが、成功だったのかどうかは疑問…(^^;)


<おまけ>
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昨日は、旧暦の9月9日。
「易経」によると“9”という数字は陽の数字で、“9”が二つ重なる9月9日は
“重陽節(重阳节)”と呼ばれている。
重陽節には、茱萸(しゅゆ)の実を持って山など高いところに登ったり、菊花
酒を飲んだり、伝統の蒸し菓子を食べたりして、邪気を払い、無事を祈る
そうである。

重陽節は、敬老の日でもある。
中国では、子どもの面倒を見てもらうため、三世代が一緒に暮らしている
家も多いが、住宅・経済事情による核家族化も進んでおり、普段は離れて
暮らす家も多くなってきている。

昨日の天津は、夕方から渋滞がひどかった…。
昨夜、香港四天王の一人である劉徳華(アンディ・ラウ)のコンサートが
あったからでもあるが、親や祖父母と会食するため、車で出掛ける家庭
も多かったのだろう。
(アンディのコンサートについての詳細は、また後日…。)

儒教からきている孝行心。
中国では、年長者を、とても大切に扱う。
国を問わず、見習わなければ…。
by yuzitj | 2007-10-19 06:00 | 天津
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