人気ブログランキング | 話題のタグを見る

承徳旅行(5)

普寧寺の続き…。

大雄宝殿のすぐ後ろから、チベット寺院となっている。
チベット寺院の大乗之閣内には、千手千眼観音菩薩像が祀られている。
この千手千眼観音菩薩像は、高さ22.28m、腰回り15m、重さ110tで、
木彫りの仏像として世界最大のものである。

[大乗之閣]
承徳旅行(5)_a0101716_1312458.jpg

[千手千眼観音菩薩像]
承徳旅行(5)_a0101716_13163373.jpg

大乗之閣の周りには、チベット様式らしい建物が並んでいる。

[大乗之閣の周囲]
承徳旅行(5)_a0101716_13195788.jpg

承徳旅行(5)_a0101716_1318178.jpg

承徳旅行(5)_a0101716_13184858.jpg

承徳旅行(5)_a0101716_13193891.jpg

大乗之閣からも、遠くに磬錐峰が見えた。

[遠くに見える磬錐峰]
承徳旅行(5)_a0101716_13203141.jpg

大乗之閣は、縁結びの御利益があるようだ。
縁結びの祈願のため、100元のお布施を払うと、1曲演奏してもらえる。

[縁結び祈願の楽隊]
承徳旅行(5)_a0101716_13243285.jpg

[縁結び祈願の楽隊](動画)


[大乗之閣と、縁結び祈願の曲](動画)


大乗之閣の裏では、縁結びのお守りである南京錠が売られていた。
名前を彫ってもらい、寺の敷地内に掛けておくのである。
今までも観光地で、名前入りの南京錠が掛かっているのを見たことが
あるが、これほど鈴なりに掛けられているのを見たことがない。

[縁結びのお守り・南京錠]
承徳旅行(5)_a0101716_13294399.jpg

承徳旅行(5)_a0101716_13301284.jpg

出口に向かうと、寺の敷地内に土産物屋街があった。
建物も清代の造り、店員の服装も清代の服装で、なかなか面白い。
時間が早ければ、色々催し物もあったようだ。

[土産物屋街]
承徳旅行(5)_a0101716_13414889.jpg

出口では、清代の皇室衣装をまとった係員が見送ってくれた。

[普寧寺、出口]
承徳旅行(5)_a0101716_13433724.jpg

普寧寺を出て、バス停に向かう。
普寧寺の角に、大きなマニ車を発見。

[普寧寺、マニ車]
承徳旅行(5)_a0101716_13451451.jpg

普寧寺の見学を終え、バスに乗って市街地へと向かった。
承徳で一番の繁華街である南営子大街を歩く。
デパートや大型家電店、高層オフィスビルが建ち並ぶこの通りは、少し
前まで、夜は屋台が並ぶ通りだったそうだ。
今では、屋台は見当たらない。

夕食は、承徳料理が食べられる“新乾隆”というレストランへ。
承徳農家豆腐や水爆羊肉、乾隆水餃などを食べる。
乾隆水餃は、鹿肉の水餃子。
臭味があるかと思いきや、生姜と味付けで上手く臭味は消してあり、
なかなか美味しい!

[新乾隆]
承徳旅行(5)_a0101716_13393710.jpg

<承徳農家豆腐>
承徳旅行(5)_a0101716_13384663.jpg

<水爆羊肉>
承徳旅行(5)_a0101716_135235.jpg

<乾隆水餃>
承徳旅行(5)_a0101716_13524130.jpg

食べ過ぎたので腹ごなしのために、また南営子大街を散歩。
途中にある公園では、たくさんの人が集まって、ダンスをしたり、運動
したり、のんびりおしゃべりしたりしていた。
小さい子どもから、お年寄りまで、様々な年代の人が集まっている。
日本では、夜の公園にこんなに人は集まってこないだろう。
日本では不思議な光景でも、中国では日常の光景である。

[夜の公園]
承徳旅行(5)_a0101716_1465057.jpg

承徳旅行(5)_a0101716_1482620.jpg

承徳旅行(5)_a0101716_1484485.jpg

帰りの列車までは、まだ時間があったが、バスに乗って駅に向かった。
駅の待合室はいっぱいで座る席がなかった。
仕方なく、駅舎の前で、周りの中国人と同じように、空いているところに
紙を敷いて座り込む。
今まで列車を利用する時、駅舎前で座り込んでいる大勢の人達を見て、
「この人達、一体、何をしているのだろう?」と思っていたのだが、まさか
自分もその一人になるとは思わなかった!

[夜の承徳駅]
承徳旅行(5)_a0101716_14225753.jpg

列車の時間が近付いたので、駅舎に入る。
改札が空く(出発の20分位前)までは、ホームに入れない。
改札が空くと、乗客がどっと押し寄せる。
パニック状態のようで、ちょっと怖い…。
改札の駅員は対応しきれず、切符に鋏を入れないまま、客を通すことに
なるのだが、それっていいのだろうか?

帰りの列車は、夜10:50分発。
帰りは、硬臥(二等寝台)の三段ベッドの最下段。
最下段は、テーブルもあり、座っても頭をぶつけることはない。
でも、今日は一日中動き回って疲れていたので、寝ることにした。
すぐ寝付けると思ったが、やはり途中駅ではブレーキと発車の振動で
起こされてしまった…。
朝6:10、クタクタの状態で、天津駅に到着した。

[天津駅にて]
承徳旅行(5)_a0101716_1424444.jpg

承徳旅行(5)_a0101716_14242214.jpg

今回の旅行で、もう両夜行で旅する歳ではないと実感!
ゆったり旅行を心がけよう…(^^;)



<参考>
今回、避暑山荘に行ったことで、中国四大名園を制覇!
中国四大名園とは、承徳の避暑山荘、北京の頤和園、蘇州の拙政園と
留園のことで、四大名園全てが世界遺産登録されている。
以下、避暑山荘以外の名園を紹介。

★北京 頤和園
頤和園は、北京の西北郊外にある、総面積290万㎡の皇室庭園。
1750年、乾隆帝の時代に建設が始まった。

[北京 頤和園](2005年11月に訪れた。)
承徳旅行(5)_a0101716_16575829.jpg

★蘇州 拙政園
蘇州の拙政園は、明代、中央政界で失脚した御史の王献臣が大宏寺に
造営した庭園で、面積は5万㎡。

[蘇州 拙政園](2005年10月に訪れた。)
承徳旅行(5)_a0101716_175285.jpg

★蘇州 留園
拙政園と同じく蘇州にある留園は、明代、太僕寺少卿であった徐泰時が
免官されて蘇州に帰った時、私家庭園“東園”として造営された。
清代に改築され、留園と改名。面積は、2万3310㎡。

[蘇州 留園](2005年10月に訪れた。)
承徳旅行(5)_a0101716_17113812.jpg

中国の庭園は、スケールが大きい!
by yuzitj | 2007-09-10 06:00 | 中国
<< 王力宏、北京ライブ&サイン会中止 承徳旅行(4) >>