本「小方家胡同」

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本「小方家胡同」
撮影:徐勇
出版社:中国撮影出版社
発行:2003.3

大山子芸術区(798)”の“八芸時区(timezone8)”で購入した写真集。
“小方家胡同”は北京の故宮の東、朝陽門の近くにあった胡同(横丁)。
その胡同(横丁)の中で生活していた人々にスポットを当てた写真集で
ある。

2002年8月18日、胡同カメラマンである徐勇は、取り壊しの決まった
“小方家胡同”に胡同に生活していた人々の写真を撮った。
写真集の中の住民達は、それぞれ“自分の名前・生年月日・職業”を
書いた紙を持って写っている。
ただそういう写真が並んでいるだけなのだが、その人達が胡同で生きて
きた歴史を考えずにはいられなくなる。

表紙のおばあちゃんは、撮影当時86歳。
ずっと“小方家胡同”で生きてきたに違いない。
長い歴史の中には、色んなことがあっただろう。
でも、自分の住み慣れた家や街が取り壊されるなんて思ってみたことが
あっただろうか?

オリンピックを目の前にして、どんどん取り壊される北京の胡同…。
この写真集は、“小方家胡同”の住民達を撮影した、その2ヶ月半後の
更地になった状態の写真で終わっている。(裏表紙もその写真。)

[裏表紙]
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その写真には、遠くに工事中の新しい高層ビル群が写っている。
今では“小方家胡同”だったところにも、昔の面影は残さず、新しいビル
が建っているのであろう。
何とも言えず、胸が苦しくなった…。
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by yuzitj | 2007-06-16 06:00 |
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