5月4日は、天津博物館を見学。
天津博物館は、2004年11月にオープン。 歴史博物館・民族博物館・芸術博物館の機能を統合したものである。 面積は約4万7千㎡。 博物館の建物は、日本人建築家・高松伸の設計によるもの。 その斬新な外観は、湖面で翼を広げる鶴を象ったものらしい。 昼間も目立つ外観だが、夜はライトアップされ、一段と際立つ。 [天津博物館 オープン当時の写真] [天津博物館] [夜の天津博物館] [博物館のロビー] 博物館の所蔵文物は20万件。 青銅器や陶磁器、書や絵画などの芸術作品、歴史的文献など多岐に わたる文物が展示されている。 展示品はなかなか興味深く、ゆっくり見て回っていると、結構、時間が かかった。 展示室内は撮影禁止なので(日本では当たり前だが中国では珍しい!)、 写真は無し…。 代わりにパンフレットに記載された展示品の一部を載せておく。 [展示品の一部] 見学したこの日は5月4日で、“五四運動”の日。 “五四運動”とは、1919年、中華民国時の北京で、ベルサイユ講和 条約の結果に不満を抱いた大衆が起こした、反日・反帝国主義を 掲げる運動のことで、その後、運動は全国に広まった。 中国中央人民政府は、“愛国、民主と科学的精神の継承と発揚”を 目的として、1949年、5月4日を“青年節”にすると発表。 それから毎年5月4日には、、“五四運動”の精神を忘れないよう、 大学生たちが記念活動を行っている。 この日、博物館では天津市内の各大学の学生たちが『伝承五四精神 争做優秀青年』などと書かれた揃いのTシャツを着て、熱心にメモを 取りながら見学していた。 抗日戦争時代の展示コーナーでは、ちょっとビクビクしてしまった…。 [学生たち] 見学を終えて、外に出た。 博物館の外は、“銀河広場”と呼ばれる公園になっている。 皆、凧揚げをしたり、ローラースケートをしたりして楽しんでいる。 “糖胡芦(サンザシ飴)”や、“熟栗糕”など食べ物の屋台も。 “熟栗糕”は、天津の伝統的なお菓子。 米の粉を圧力鍋の蒸気で蒸した物に、色々な果物のジャムやチョコ、 小豆餡などを乗せて食べる。 すごく美味しいというものでもないのだが(^^;)、作っているのを見て いると楽しくて、ついつい買ってしまう。 [糖胡芦(サンザシ飴)] [熟栗糕] 博物館の思っていたより充実した内容に満足し、“熟栗糕”をほおばり ながら帰宅した。
by yuzitj
| 2007-05-22 06:00
| 天津
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